西宮の名産品
- 日本酒
- 西宮には、「灘の生一本」の産地として有名な灘五郷の中の西宮郷と今津郷があり、全国に名高い歴史ある酒どころとして知られています。西宮における酒造りの歴史は古く、すでに室町時代には「西宮の旨酒」として知られていました。
灘の酒がその知名度を上げたのは、百万都市となった江戸に向け、上方からの海上輸送が頻繁になった江戸時代の中期。灘は海岸に面していたため輸送に有利で、樽廻船に大量の酒を積み込み、江戸市中へと送り込みました。
その後、銘酒誕生に大きな影響を与えることとなったのが「宮水」の発見。この水を仕込み水に用いたところ、酒の質が明らかに向上し、人気が不動のものとなりました。
西宮のお酒と食を広く楽しんでいただくイベントとして、平成9年(1997)から「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」が開催されています。 - 名塩和紙
- 名塩和紙は、原料の雁皮に地元でとれる細かな泥土を漉き込む独特の手法で漉かれます。日焼けや火に強く、しみや虫がつかず長期保存がきくという特長をもっており、漉き込まれた泥のため独特の風合い・光沢があります。このため江戸時代には襖紙や藩札として重宝され、「名塩千軒」といわれておおいに繁栄しました。 現在は文化財の保存修復や金箔工芸に使われています。兵庫県の無形文化財。
谷徳製紙所 TEL 0797-61-0224
「西宮流」で谷徳製紙所の記事を読む » - 和ろうそく
- ろうそくには、和ろうそくと洋ろうそくがあります。和ろうそくは歴史も古く、仏教の伝来とともに大陸から伝わったと言われていますが、明治時代以降は、大量生産される洋ろうそくや電灯の普及により、減少の一途をたどりました。
全国的にも数少ない専門店ですが、西宮市には一本一本を手で作る「清浄生掛け」で和ろうそくを製造・販売しているお店があります。兵庫県の伝統的工芸品。
- 西宮スイーツ
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- ■洋菓子
- 文教住宅都市として発展してきた西宮市には、多くの洋菓子店があります。その多くが「工房型」で、職人さんが心をこめて手作りのケーキを作っているのが特徴です。そんな西宮の洋菓子に親しんでもらおうと、平成12年(2000)から「西宮洋菓子園遊会」が開催されています。
- ■和菓子
- 西宮の和菓子は、美しい自然、そしてそこに住む人々の心によって大切に育まれてきました。そのような西宮の和菓子の魅力を広くPRしようと、平成15年(2003)から「西宮和菓子まつり」が開催されています。