夙川で長らく地元の皆様に愛されてきたパン屋さん「フリアンド」。
その「フリアンド」のシェフ ブーランジェ谷口佳典さんは、昨年フランスで開催されたパン作りの世界大会「モンデュアル デュ パン」に日本代表として出場され、中国、韓国、台湾、フランス、イタリアなどで開催される講習会でパン作りのデモンストレーションを披露されるなど、世界を舞台に活躍されています。※モンデュアル デュ パンについてはこちらをご参照ください。

今回はそんな谷口さんのデモンストレーション見学会ということで、世界レベルの技術を間近で見ていただきながらパン作りのコツを教えてもらい、さらに出来立てのパンを試食していただくという、パン好きには夢のようなプログラムとなりました。
会場の兵庫栄養調理製菓専門学校に集まったのは、20人のパン好きの皆様。
中には現役パン職人？らしき若い男性もいたりして、教室の雰囲気は真剣そのものです。
ひとことたりとも聞き逃さないぞ、というみなさんの熱意がレシピに書き込まれるメモの量にあわられていました。
谷口さんはいつもどおりの落ち着いた雰囲気で、時折冗談をはさんで場を和ませながら、すごい速さでどんどんパンを作っていかれます。
材料や製法を解説しながら動かされている手の動きがすごい！技術を極めた職人さんがやっているととても簡単そうに見えますが、いろんなパンが次々とできあがっていく様子は圧巻です。
会場内には生地を伸ばすローラー、冷蔵庫、発酵機、オーブンなど全てが揃っていますので、パン作りの行程のほとんどを見学できました。
焼きあがったパンがオーブンから出されると、教室内にとてもいいにおいが漂います。
谷口さんから「よかったら焼きたてをどうぞ。」というお言葉が出た瞬間、みなさん一斉に笑顔に。
お楽しみの試食タイムです。
今回はコンクール用のパンとみなさんにお持ち帰りいただくお土産のパンを並行して作っていただいたので、かなりの種類、量のパンが出来上がりました。
4時間で作られたのはフランスパン、クロワッサン、菓子パン、食パンなど10種類以上、約100個のパン！写真はごく一部ですが、並べてみると圧巻です。

　予定時間の午後5時を少し過ぎた頃、全てのパンが焼きあがりました。
途中機械のトラブルがあったにも関わらず、ほぼ時間通りに完成させた谷口さんはやっぱりすごかったです。

みなさんには順次3種類の焼きたてパンを試食していただき、お土産に5種類のパンをお持ち帰りいただきました。

　最後にもう一度レシピのおさらいと作り方のコツをレクチャーしてもらい、ご自宅でのパン作りに役立つインプットもバッチリ。
見て聞いて、味わって楽しいうえに役に立つという、パン好きは必見！の素晴らしいプログラムになりました。

ブーランジェリー・フリアンド
兵庫栄養調理製菓専門学校

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