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関西学院大学博物館「愛新覚羅家の人びと-相依為命-」。5月18日(月)~7月18日(土)。激動の時代を生きた最後の皇弟一家。 終了しました。
創立125周年を記念して2014年9月28日(創立記念日)に新たに大学博物館として開館した関西学院大学博物館で開催の、「愛新覚羅(あいしんかくら)家の人びと-相依為命(あいよっていのちをなす)-」のご案内です。5月18日(月)~7月18日(土)。
関西学院大学(博物館開設準備室)は、2013年10月に西宮市在住の福永嫮生(こせい)さんより愛新覚羅溥傑(あいしんかくらふけつ)家に関する手紙や写真、書画などの貴重な資料を受贈しました。愛新覚羅溥傑(1907−94)は、中国・清朝最後の皇帝溥儀(ふぎ)の実弟で、「満州国」軍人となり、昭和天皇の遠縁にあたる嵯峨浩(ひろ)(1914−87)と結婚し、二女に恵まれました。嫮生さんはその次女です。
日本の敗戦後、溥傑はソ連・中国に収監され、嫮生さんは母とともに中国大陸を流転した末に日本へ引き揚げました。それから16年が経った1961年に、ようやく父との再会を果たしました。
今回の展覧会では、時代の波に翻弄されながらも、日中友好に尽力した一家の物語を二つのテーマのもとにご覧いただきます。
一つは「愛新覚羅家のあゆみ」。溥傑一家が過ごしてきた日々は、戦中・戦後という激動の時代でした。政治目的で画策された溥傑と浩の結婚、日本と満州という「国際」結婚であったが故に訪れた敗戦後の「流転」の日々、離れ離れになった家族の再会、そして日中国交正常化…。そうした状況のなかで愛を育んできた家族の想いを展示資料からうかがいます。
もう一つは「愛新覚羅家の人びと」。溥傑・浩夫妻、二人の子である慧生(えいせい)(1938−57)・嫮生(1940− )それぞれの活動に焦点を当て、ゆかりの品々を紹介します。4人の活動は、時には離れ離れになった家族の交流を生み、時には日本と中国のかけ橋となりました。
副題の「相依為命(あいよっていのちをなす)」は、溥傑がよく口にした言葉で「時代は変わっても、相手を思いやる気持ちがあれば生きていける」という意味が込められています。本展覧会がさまざまな人びとを思いやる機会になれば幸いです。
開催記念講演会(事前申込要)
- 朗読講演 「流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生 −語り継ぐ歴史」
2015年5月30日(土)13:30-15:00
講師:本岡 典子 氏 (ノンフィクション作家)
- 講演会 「愛新覚羅家の人びと」
2015年6月20日(土)13:30-15:00
語り手:福永 嫮生 氏 聞き手:本岡 典子 氏
- 会場 関西学院大学 西宮上ケ原(うえがはら)キャンパス 社会学部101号教室
- 定員 各回300名(定員を超えた場合、抽選で受講者を決定、当落に関わらずご通知をお送りします。)
- 無料
- 申込方法について詳しくはこちらをご覧ください。Webサイトからの申し込みはこちらから。
「愛新覚羅(あいしんかくら)家の人びと-相依為命(あいよっていのちをなす)-」
5月18日(月)~7月18日(土)
関西学院大学博物館
〒662-8501 兵庫県西宮市上ヶ原(うえがはら)一番町 1-155
TEL 0798-54-6054 (受付時間 平日9:00~16:00)
※関西学院大学の西宮上ヶ原キャンパスの中にあります。
※西宮上ヶ原キャンパスの正門を入った正面に見える時計台2階展示室が会場です。
休館日 : 日曜、その他大学の定めた休館日
※日曜日は休館です。
※詳しいスケジュールは関西学院大学博物館ウェブサイトでお知らせしています。→こちら
開館時間 : 9:30~16:30(入館は16:00まで)
入館無料
※展覧会について詳しくはこちらをご覧ください。
交通アクセスのご案内
阪急電鉄をご利用の場合
【今津線「甲東園」駅から】
・徒歩で約15分(上記地図をご参照ください。途中少し上り坂があります。)
・「甲東園」バス停2番のりばから阪急バスで約5分。3つ目のバス停「関西学院前」下車。(平日・土日とも昼間は約10分間隔)→バス時刻表はこちら
※2番のりばからのバスは全て「関西学院前」バス停を経由します。
【今津線「仁川(にがわ)」駅から】
・徒歩で約15分(上記地図をご参照ください。途中少し上り坂があります。)
JRをご利用の場合
【神戸線「西宮」駅から】
・駅北側バスターミナル1番のりばから「甲東園」行きの阪急バスで約15分、「関西学院前」下車。(平日昼間は1時間に6本程度、土日昼間は1時間に5本程度) →バス時刻表はこちら
(SH)