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山陽新幹線記念公園
西宮市には、トンネルに出入りする新幹線を真上から見ることができる山陽新幹線記念公園があります。1972年(昭和47年)の山陽新幹線の開業時に造られた公園で、長さ約16キロの六甲トンネルの東側のトンネル入り口の真上にあります(トンネルの西側の出入口は新神戸駅)。高速でトンネルに出入りする迫力ある新幹線を間近で見ることができます。
住所 : 兵庫県西宮市上甲東園(かみこうとうえん)4丁目
行きかた : 最寄駅の阪急今津線「甲東園駅」から徒歩約10分。阪急の線路の西側に沿って、南へ(西宮北口駅方面へ)約250m進むと新幹線の高架にぶつかります。右折して高架に沿って西へ(新神戸駅方面へ)約400m進むと公園に着きます。公園はトンネル入口の真上にあるので、最後は少し坂道になります。
- ※ 駐車場はありません。
- ※ トイレはありません。
六甲トンネルは大変な難工事で、建設中に崩落事故や出水事故で54名の殉職者が出ています。公園には慰霊碑が建てられ、裏面にはお亡くなりになった殉職者のお名前が刻まれていて、花が供えられていました。奥の金網越しに山陽新幹線の線路を望むことができます。
金網越しに見えるのは東側(新大阪駅側)です。トンネルに入る下り列車(新神戸・九州方面行き)は新大阪駅発車の約7分後、トンネルから出てくる上り列車(新大阪・東京方面行き)は新神戸発車の約6分後に通過しますので、JR時刻表があれば便利です。上り列車がトンネルを高速で通過してくるときは、直前に地響きのような音がします。タイミングがあえば、下の一連の写真のように、上下列車のすれ違う様子を見ることもできます。(右側は下り列車、左側が上り列車)
(SH)