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「まちたび西宮」のプログラムのひとつ、「厄神さんのお膝元 甲東歴史街道ぐるりたび」に行ってきました。
今年も10月から始まった「まちたび西宮2015」では、実に82種類ものプログラムを用意していますが、11月1日(日)にそのひとつ、「厄神さんのお膝元 甲東歴史街道ぐるりたび」に参加してきました。
西宮市の甲山(かぶとやま)(標高309m)の周辺に位置する神呪寺(かんのうじ)や門戸厄神(もんどやくじん)は、古くから信仰を集めており、江戸時代には参詣の人々が絶えませんでした。
今回のプログラムは、甲東文化保存会のご案内で、甲東地区(甲山の東)に多数残る、それらの寺社への江戸時代の道標などをたどりながら、地域の歴史を掘り起こしていくものでした。
最後は、弘法大師ゆかりの厄除け祈願寺、門戸厄神東光寺(とうこうじ)です。地元の人からは「厄神さん」と親しみを込めて呼ばれる東光寺では、当日は「であい市」も開催されていて、大変賑わっていました。
※ 今回ご紹介した「厄神さんのお膝元 甲東歴史街道ぐるりたび」は今年度は終了しました。「まちたび西宮2015」では、この他にも魅力的なプログラムをたくさん用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。また、今年度からは新たに、親子で楽しめるプログラムを「まちたび西宮2015ファミリー」として展開しています(→こちら)。
左右に分かれる分岐点に残る道標を見ています。
この道標には「右 か婦と山道」(かぶとやま道)と刻んであり、右に進めば、甲山(かぶとやま)の南麓に位置する神呪寺へと続く道であることを示しています。赤いジャンパーを着ているのは今回のプログラムに同行して解説していただいた甲東文化保存会の荒木さん。
こちらは自然石に文字を刻んだ道標。「是より西 甲山観音道 十九丁あり」と書かれてあり、神呪寺まで約2キロあることを示しています。甲東地区には今でもこのような道標があちこちに残っており、参詣人が行きかった昔をしのばせています。
古来、有馬街道(有馬温泉に至る街道)と甲山参詣道の交差点にあたり、人の往来で大変賑わったところに残るお地蔵さんを見ています。このお地蔵さんは、往来する人たちの道中安全と、村人たちの守護仏として建立されたといわれています。この交差点は今でも交通量が多く、ボランティアガイド団体「ツーリズム西宮楽らく探見隊」の皆さん(青いジャンパー姿)に交通整理していただきました。後ろの森は門戸厄神東光寺です。
門戸厄神東光寺の表門ではご住職(左端)のお出迎えがあり、その由緒や縁起のご説明をお聞きしました。
ご住職には奥の院までご案内していただきました。
門戸厄神東光寺の境内では「であい市」が開催されていて賑わっていました。
(SH)