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予約受付中ー灘五郷へ至る酒処旅
日本酒の生産地として有名な灘五郷。果たしてこの場所にどこから酒造りが伝わってきたのかを探ってみるツアーです。
灘五郷が栄える約100年前、江戸時代初期の酒造の町「富田」に始まり、澄み酒の始まりといわれた伊丹郷、江戸へ船を仕立てて、酒を運び始めた大坂「伝法」の商人たち。町民が築いた今津港、六甲山を背景に酒造りの町、御影郷。ラストは酒積帆船レースのスタート西宮港を旅します。日本酒の歴史を振り返り、当時の人の気持ちに触れる旅。ぜひご参加ください。
予約申し込みはこちらの専用サイトから
❶大坂伝法の段
江戸積み樽廻船の始まり。路地に残る酒造りの跡をめぐり夕映に映える積出港を探る
今津、西宮の樽廻船輸送が始まる前夜、大坂は伝法の地から出帆した樽廻船の名残を訪ねる旅です。
地元の郷土史家の資料を元に町をめぐります。
樽廻船が始まると伊丹の酒造家たちは伝法でも酒造りを始めます。緻密に調べ上げた資料を元に、当時の酒造家たちの面影を訪ね歩きます。天気が良ければ、海を隔てた武庫山に沈む夕日に染まる伝法港はとても美しい。
最後は、とっておきの角打ちで心尽くしの一杯を。
<開催日時>2月2日(金)14:00〜18:00
<参加費>¥4,000(事前入金・小林酒店での角打ちの一杯付)
<集合場所>阪神電車「伝法」改札口
<定員>15名(先着)※最少催行人員4名
❷伊丹有岡の段
諸白の夢!伊丹酒の出処と繁栄を体感する
時は戦国、信長を裏切った荒木村重は今滅ぼされようとしています。戦火の跡の有岡城をスタートし、酒造りの町伊丹を歩きます。米作が盛んであった伊丹荒牧や鴻池の地で酒造りが始まり、その後城下町の郷町を中心に酒蔵が立ち並ぶ風景が広がりました。今もその面影を残す岡田家住宅を訪問し、伊丹酒の歴史について伺います。その後は、2蔵を訪ね、試飲。1軒目の老松酒造では、何種類かある中からお気に入りの銘柄を一つ選び、なみなみコップいっぱいのお酒をいただきます。2軒目の小西酒造ではワンコインで楽しめる吟醸酒を自販機で楽しみます。
その後、ほろ酔い気分のまま、伊丹酒の積出場所を訪れます。
<開催日時>2月12日(月・祝)14:00〜18:00
<参加費>¥4,000 (事前入金・2蔵の試飲付き)
<集合場所>JR福知山線「伊丹」改札口
<定員>15名(先着)※最少催行人員4名
❸高槻富田の段
灘より100年前 家康も好んだ紅屋の酒 摂泉十二郷「富田」の酒造り見学
灘が栄えるよりも100年前、江戸時代初期に栄えた酒造の町
「富田」。伊丹・池田と並び称される下り酒銘醸地のひとつでした。湧き出る地下水は、ミネラルに富み、酒造りに適し、北摂の米をもって酒造りが始まりました。その創醸は15世紀ごろといわれ、古くからの酒造りが伝わってきた町です。
今回は、1856年(安政3年)創醸の酒蔵「清鶴酒造」を訪ね、古くからの酒蔵を見学、試飲もします。また、富田酒の歴史に詳しい当主の方にお話を伺います。江戸初期に幕府より勅許を戴いた紅屋のお話は聞き逃せません。
<開催日時>2月下旬〜3月予定(決定次第募集)
<参加費>未定
<集合場所>JR京都線「摂津富田」改札口
<定員>15名(先着)※最少催行人員4名
❹今津鳴尾の段
江戸の夢。古社に眠る樽廻船中の夢を訪ねる
西宮港ができる以前、樽廻船は今津港より出帆していました。
肥料や米、酒などで財を成したものたちが、大切な江戸への積み出し港として今津港を築きました。港の整備に関わった町の人々の痕跡を、神社の寄進燈籠などの中に見出す一風変わったこのツアーは、参加者自らが江戸の人々と触れ合える感覚を得る絶好のチャンス。
最後は大関甘辛の関寿庵にて、日本酒飲み比べセットを味わいます。
<開催日時>3月17日(日)14:00〜18:00
<参加費>¥3,500 (事前入金・大関試飲付き)
<集合場所>阪神電車「鳴尾・武庫川女子大前」改札口
<定員>15名(先着)※最少催行人員4名
❺西宮久保浜の段
惣一番!新酒を江戸へいち早く!帆船レースを目撃!
灘五郷が栄えた江戸後期、江戸積み樽廻船のレース「新酒番舩」がはじまりました。出帆のその日までにたくさんの酒樽を積み込んだ船は西宮港(今の久保町の沖合)に浮かんでいます。切手と呼ばれる通行証を受け取った船頭たちは我先にと砂浜を駆け出し、海を目指し、一目散に船に乗り込みます。このレース、江戸への酒搬送の速さを競うもので、一番(惣一番)乗りの船頭には報奨金と、酒蔵には多大な栄誉とお金が舞い込みます。命をかけたレースの風景をこのツアーでは見ることができるでしょう。最後は白鹿クラシックス売店にて日本酒飲み比べセットを味わいます。
<開催日時>3月20日(水・祝)14:00〜18:00
<参加費>¥3,500 (事前入金・白鹿試飲付き)
<集合場所>阪神電車「西宮」えびす口改札
<定員>15名(先着)※最少催行人員4名
❻神戸御影の段
六甲を背に酒造り、江戸より栄えた御影郷の歴史と樽酒巡り
灘五郷ツアーの終着点は今回は御影郷を訪れます。
白鶴・菊正宗などに代表される御影郷の歴史を巡ります。
また、江戸時代より続く酒、樽酒を味わいと共にその製造工程も拝見します。
早ければ、春を迎えた住吉川沿いの桜を見ながらのほろ酔いツアーが期待できそう。
<開催日時>3月31日(日)
<参加費>未定
<集合場所>阪神電車「魚崎」改札口
<定員>15名(先着)※最少催行人員4名