3年にわたる大リニューアル工事を終えて新しい姿となった阪神甲子園球場に、新名所ができました。
高校野球や阪神タイガースにまつわる品々をはじめ、甲子園に刻まれた球史を数々の展示品や懐かしい映像で紹介している「甲子園歴史館」です。平成22年(2010)3月に開館したこの歴史館は、普段見ることができない球場の裏側が見学できる「スタジアムツアー」も大好評。シーズンオフや試合がない日でも、存分に甲子園の魅力を楽しむことができます。
球場の外野レフトスタンド下にできた甲子園歴史館には『高校野球の歴史』『阪神タイガースの歴史』『甲子園球場の歴史』と、大きく3つのゾーンがあり、見る人それぞれの思い出の年代にタイムスリップできる貴重な品々が展示されています。
甲子園を沸かせた高校野球の名シーンが楽しめる映像コーナーの椅子はリニューアル前の観客席。球場での観戦さながらの感動を体験できます。外野スタンド下の細長く弧を描く形状を生かした展示もユニーク。昔のスコアボードの手書きの名板や阪神タイガース歴代選手の背番号ヒストリーなどじっくりと見入ってしまいそう。壁面や床面まで使った「まんがと甲子園」のコーナーも必見です。
また、実際に使用されていたベンチを置いてダッグアウトを再現した「ダッグアウトレスト」は記念撮影スポットとして人気です。
さらに、館内には「バックスクリーンビュー」という球場をバックスクリーンの下から一望できるスペースがあり、絶好の撮影ポイントとなっています。ここではスタンドの向こうに広がる美しい六甲の山なみも楽しめます。
(試合時や荒天時などは閉鎖される場合があります。)
この他、企画展示コーナーでは高校野球特別展やタイガース展などシーズンに合わせた展示も実施しています。どれも野球への愛情が感じられる見ごたえのある展示内容。リピーターが多いというのもうなずけます。
写真提供:
阪神電気鉄道株式会社
写真はイメージです
ふだん立ち入ることのできないバックヤードを約50分かけて巡ります。スタンドやグラウンド(人工芝部分のみ)、3塁ベンチ、3塁ブルペン、3塁ロッカールームなどをガイドと一緒に回れます。お気に入りの選手の顔を思い浮かべながら見てまわると、またひと味違う楽しみを見つけられることでしょう。(試合など、イベント開催の有無により実施日、時間、見学場所、コース内容等変更あり)
※スタジアムツアー参加には、事前予約をおすすめします。