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「まちたび西宮」のプログラムのひとつ、「昔も今も名店のまち夙川
夙川案内人と行く名所・名店めぐり」に行ってきました。
10月から始まった「まちたび西宮2015」では、実に82種類ものプログラムを用意していますが、11月12日(木)に、その一つ「昔も今も名店のまち夙川(しゅくがわ) 夙川案内人と行く名所・名店めぐり」に参加してきました。これは、「夙川駅周辺には紹介したい名店がたくさんあるんですよ」とおっしゃる、昭和初期よりこの地に店を構える和菓子屋さん『成田家』のご主人・奥光男さんのご案内で、夙川カトリック教会などこのエリアのみどころなども交えながら、西宮を代表する知られた名店から、地元に愛され続けている老舗や、知る人ぞ知る隠れ家まで、夙川駅周辺をご案内していただき、イタリア料理「アルテ・シンポジオ」で美味しいランチをいただくプログラムでした。
※ 今回ご紹介した「昔も今も名店のまち夙川 夙川案内人と行く名所・名店めぐり」は今年度は終了しました。「まちたび西宮2015」では、この他にも魅力的なプログラムをたくさん用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。また、今年度からは新たに、親子で楽しめるプログラムを「まちたび西宮2015ファミリー」として展開しています(→こちら)。
まずは、本日のガイド・奥光男さんご自身の店「成田家」へ。明治時代の歌舞伎役者・九代目市川団十郎がご贔屓様に、このお店のもなか菓子をお配りしたという由緒を持ち、団十郎家の屋号「成田屋」にちなむ「成田家」を店の屋号としています。入口の上の看板の題字は十代目市川団十郎の書。のれんには団十郎家の定紋「三升(みます)」が染め抜かれています。(真ん中の男性が奥光男さん)
夙川(しゅくがわ)のシンボル的な存在である夙川カトリック教会(西宮市霞町(かすみちょう))。1932年(昭和7年)に完成したネオ・ゴシック様式の聖堂は、阪神淡路大震災(1995年)で大きな被害を受けましたが、幸いにも倒壊を免れ、修復を経て、現在も壮麗な外観を保っています。小説家の遠藤周作が少年時代にしばしば訪れていたことでも知られています。塔の高さは33m。
美しいステンドグラスに囲まれた聖堂の内部。今回は特別に2階に上らせていただき、2階から撮影しました。おりよく、オルガンの練習中で、見学の間中、荘厳な音色が聖堂の内部に響き渡っていました。
鐘楼2階のカリヨン展示室。鐘楼の上層部分には、11個の鐘からなるカリヨンが1932年(昭和7年)以来設置されています。カリヨン展示室では、パネル写真等で夙川カトリック教会の歴史的にも美術的にも素晴らしいカリヨンを紹介しています。
今回は特別に鐘楼の3階にも上らせていただくという貴重な機会をいただきました。奥に設置されているのは、時計に連動して1日に3回、カリヨンの音を響かせるための機械です。手前は、結婚式などの特別な時に、カリヨンを鳴らすための鍵盤です。11本のワイヤーが、11個の鐘につながっています。
ランチは、先月発行された「ミシュランガイド兵庫2016特別版」にも掲載された、イタリア料理店「アルテ・シンポジオ」にて。阪急夙川駅の近くです。
本日のスペシャルランチのメニューは、フリードリンク1杯、前菜(鯖のあぶり、ワカサギのフリットなど)、パスタ(釜揚げシラスと大根のスパゲッティ)、メインの前のシェフからの一皿(薩摩黒牛のタルタル)、そして写真のメイン(三田(さんだ)ポーク、金時人参のソース、安納芋添え)、ドルチェ、コーヒー。
西宮を代表する知られた名店から、地元に愛され続けている老舗や、知る人ぞ知る隠れ家まで、奥光男さん(右端)が夙川を案内してくれました。左上の赤い看板が目印のお店はイタリア料理のレストラン「コジコジ」。年明けの1月22日(金)には、「まちたび西宮2015」のフードライター企画「夙川『コジコジ』で西宮の酒とイタリア料理のマリアージュを愉しむ」で、このお店を訪れます。(→詳しくはこちら)
今回のプログラムの最後は、数多い夙川のパン屋の中から、「ブーランジェリー・フリアンド」を訪れました。本年9月に、フランス外務省が唯一協賛する世界最高の製パン国際コンクール“Mondial du Pain”に、谷口佳典シェフが日本代表として出場し、第5位になったことが最近話題になりました。その谷口シェフ(真ん中の赤と黒のジャンパー姿)が、わざわざ出てきていただいて、いろいろと貴重なお話をお聞きすることができました。
(SH)