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「まちたび西宮」の人気プログラムのひとつ、「まちなかの古刹『海清寺』で半日座禅」に参加してきました。
10月から始まった「まちたび西宮2015」では、実に82種類ものプログラムを用意していますが、10月25日(日)に、その一つで毎年人気のプログラむ、「まちなかの古刹『海清寺』で座禅」に参加してきました。
海清寺(かいせいじ)は南北朝時代創建(1394年)と伝えられる臨済宗の寺院です。阪神西宮駅とJR西宮駅のほぼ中間、隣が市役所というまちなかにありながら、樹齢約600年というクスノキの大木に囲まれた境内は、ひっそりと上品な雰囲気に包まれています。
そんな海清寺で午前と午後の2回、たっぷりと座禅を体験。お昼は禅宗ならではの作法を教わりながら雲水さんの普段の食事をいただきます。日常を忘れ、あなたも「もうひとりのすてきなわたし」に出逢ってみませんか。
※ 今回ご紹介した「まちなかの古刹『海清寺』で座禅」は、今年度は、11月28日(土)と12月13日(日)にも予定しています。詳しくは、11月28日はこちら、12月13日はこちらをご覧ください。
※ 「まちたび西宮2015」では、この他にも魅力的なプログラムをたくさん用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。また、今年度からは新たに、親子で楽しめるプログラムを「まちたび西宮2015ファミリー」として展開しています(→こちら)。
海清寺(かいせいじ)は南北朝時代の応永元年(1394)創建と伝えられる臨済宗の寺院です。
禅堂での座禅は、昼食をはさんで午前と午後に約50分ずつ行います。小学生が親御さんと一緒に参加することも珍しくありません。今回も小学校2年生の女子生徒がご両親と参加し、ちゃんと座禅をしていました。
座禅中の参加者が警策(けいさく)をいただいています。「警策」とは木製の扁平な棒で、本来は、修行者が坐禅中に睡気に襲われたときや、自分の精神を鼓舞させたいときに、巡回中の僧にこれで打ってもらいますが、今回はあくまでも座禅「体験」ですので、座禅中に警策を希望する場合は、合掌すると警策が与えられることになっています。
昼食は雲水さんの普段の昼食と同じものをいただきます。季節ごとに内容も変わります。左から、銀杏ごはん、お吸い物、カボチャの煮物、たくあん一切れ(カボチャの煮物の器に入っています)。おかわりもできますので、お腹を満たすことはできます。
給仕も雲水さんがおこなってくれます。禅宗の修行では本来は食事中であってもお互いに口をききませんので、おかわりの希望を示す動作など、禅宗ならではの作法をいろいろ教えてもらいます。「たくあんを食べる時もなるべく音をたてないように」と言われ、皆さん、黙々と食事していました。
座禅が終わったら掃除です。今回は3班にわかれ、禅堂や仏殿などを掃除しました。(掃除は省略される場合もあります)
掃除の後は、お茶とお菓子をいただきながら、ご住職のお話をお聞きして、今日の半日座禅体験は終わりました。
海清寺のシンボルとも言うべき大クスノキ。同寺開創の応永元年(1394)に植えられたと伝えられるもので、樹齢約600年と推定されています。樹高約35mで、兵庫県指定天然記念物です。右に見える山門は享保2年(1717)の上棟で、「赤門」として親しまれており、西宮市指定文化財です。
(SH)