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西宮市苦楽園の黒川古文化研究所で秋季展観「中国鏡でめぐる神仙世界」。10月17日(土)~11月29日(日)の開催。 終了しました。
中国と日本を主とした東洋の古文化を調査研究し、その正確な知識を広く世に普及し、社会文化の発展に寄与することを目的として、1950(昭和25年)、黒川幸七氏が設立し、黒川家所蔵の古文化財の保存公開をしている公益財団法人 黒川古文化研究所の秋季展観「中国鏡でめぐる神仙世界」のご案内です。
中国では戦国時代(紀元前5世紀~前3世紀)に青銅製の鏡が本格的に製作されはじめ、やがて漢時代(前2世紀~後3世紀)になると大流行しました。その背面には、当時の人びとが考えていた天地の構造や天上の神仙世界があらわされており、鏡には姿見としてだけではなく、儀礼や信仰にかかわる用途があったと考えられます。さらに唐時代(7~9世紀)には、シルクロードを通じて西方から新たな文様がもたらされ、長寿や夫婦円満、多産、富貴の願いを込めて、鏡は華やかに彩られました。
今回の展観では、それらの中国の鏡を体系的に紹介するとともに、その背面に表される文様に注目いたします。また、蛍光X線分析による金属組成調査の成果を紹介するなど、これまでとは違った視点で中国鏡をご覧いただき、当時のものづくりのありさまや人びとの精神に思いをめぐらせていただく展示といたします。
それぞれの時代に人びとが思い描いた理想郷とは、いったいどのようなものだったのでしょうか。彼らが描く「神仙世界」を探っていきます。
期間 : 2015年(平成27年)10月17日(土)~11月29日(日)
開館時間 : 10:00~16:00(受付は15:30まで)
休館日 : 月曜日 ※ただし11月23日(月・祝)は開館、11月24日(火)は閉館
入館料 : 一般500円、高大生300円、中学生以下無料
- このほか、公開研究会や鑑賞講座のご案内など、詳しくはこちらをご覧ください。
公益財団法人 黒川古文化研究所
〒662-0081 兵庫県西宮市苦楽園三番町14-50
TEL:0798-71-1205
FAX:0798-73-4099
交通 :
【路線バス利用】どの路線もバス停「柏堂(かやんどう)町」下車、西へ800m、苦楽園中学校横の道を登る。案内板あり。
●阪神西宮駅北側ターミナル①のりばより阪神バス、「鷲林寺線 西回り」乗車、「柏堂町(北山緑化植物園前)」下車。《昼間は1時間に1本運行、所要17分、大人片道220円》
●阪神西宮駅から北へ200m、国道2号線沿いの「西宮戎(阪神西宮駅北)」バス停より、さくらやまなみバス「北部方面ゆき」乗車、「柏堂町」下車。《昼間は1時間に1本程度運行、所要20分、大人片道220円》
●JRさくら夙川(しゅくがわ)駅前バス停より、さくらやまなみバス「北部方面ゆき」乗車、「柏堂町」下車。《昼間は1時間に1本程度運行、所要18分、大人片道220円》
●阪急夙川(しゅくがわ)駅①のりばより、阪急バス「西山甲山高校前」もしくは「甲山墓園前」行き乗車、「柏堂町」下車。《昼間は1時間に1本程度運行、所要13分、大人片道220円》
●もしくは阪急夙川(しゅくがわ)駅①のりばより、さくらやまなみバス「北部方面ゆき」乗車、「柏堂町」下車。《昼間は1時間に1本程度運行、所要12分、大人片道220円》
【タクシー利用】
●阪急夙川駅よりタクシー約10分、JR芦屋駅北口よりタクシー約15分。
【無料ハイヤー利用】
●会期期間中の土・日・祝日に限り、阪急苦楽園口駅前から、無料ハイヤー(9人乗り)を往復運行いたします。詳しくはこちらをご覧ください。
(SH)