この絵は新酒を一番に江戸へと届けた船(新酒番船)を祝う錦絵です。大阪8件と西宮6件の樽廻船問屋から1艘ずつ参加し江戸を目指す。一番になると船頭は金一封を与えられました。 またこの時にその年の酒相場(お酒の価格)も決定するため、酒造関係者にとっても大切な行事でした。売手は市川左団次。人気の歌舞伎役者を描いて祝いの雰囲気を盛り上げています。(出典:にしのみやオープンデータサイト )