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まちたび博のプログラム『あなたもマエストロ!演奏会でオーケストラ指揮者に挑戦』に行ってきました。
このプログラムは、2日間に渡って実施され、1日目が指揮者の役割や基礎などを教わる練習会で、2日目が演奏会で聴衆を前にオーケストラ指揮者体験を行うというものでした。今回は、演奏会本番の様子をお伝えします。
会場は、阪急甲東園駅と仁川駅のちょうど真ん中のあたりにある仁川学院(西宮市甲東園2丁目13-9)のコルベ講堂です。
会場のコルベ講堂に到着。まだ、演奏会の受付が始まる30分以上前でしたが、すでにスタッフの方々がスタンバイされていました。
講堂の中の様子はこんな感じ。演奏会が始まって、まずはJフィルハーモニー管弦楽団(以下「Jフィル」)の指揮者で、今回の体験プログラムの講師でもある吉田徹さんが挨拶をされているところです。この日の演奏会は2部構成で、まちたび指揮者体験は第2部から。
ちょっとここで、Jフィルのプロフィールをご紹介↓
『主宰吉田徹の呼びかけにより、2001年に西宮市で結成。J(ヨハン).シュトラウス2世のウィンナワルツを中心に、モーツァルトやベートーヴェンのような本格的なクラシックからガーシュインなどのポピュラー音楽まで、幅広く演奏を行っている。40~50人編成の管弦楽団でのコンサートのほか、西宮市民音楽祭、芦屋音楽祭へ出演するなど、阪神間において大小様々なアンサンブルで地域密着型の活動を行っている。』
では、演奏会の方に話を戻しまして、
第1部の様子。重厚なオーケストラの音楽が、講堂内に響き渡って、何とも心地良かったです。吉田さんの伸びやかな指揮も印象的でした。
第2部に入って、いよいよ、指揮者体験の時間となりました。こちらが今回の4名の参加者で、これからお客さんの前で指揮をするということで、少し緊張の面持ちです。
一人目はベートーヴェンの「運命」。とても力強い指揮で、随所の決めの部分もしっかりおさえておられました。写真からもその躍動感が伝わってきますね!
二人目は「カルメン前奏曲」。とても緊張したとおっしゃっていましたが、こちらからは終始、楽しそうに見えました。カルメンということで、舞台に上がった時に、赤い薔薇を髪に付けておられたのも可愛らしかったです。
三人目も「カルメン前奏曲」。非常に落ち着いておられて、優雅に指揮をされていました。Jフィルの吉田さんも「とても度胸がある。」と感心されていました。終わってから、前列のヴァイオリンの方などにお菓子を配っておられたのも面白かったです(笑)。
最期は再びベートーヴェンの「運命」で、写真は冒頭の「ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン!」の「ジャーン!」の瞬間です。曲の展開が難しい中、最期のホルンパートを優しく導いておられたのが印象的でした。慣れた手付きで、直前にささっとタスキを巻いておられる姿も素敵でした。
指揮者体験では、それぞれの楽曲のショートバージョンでしたが、みなさん、それぞれの個性を十分に発揮されていて、素晴らしかったです。 講師の吉田さんいわく“指揮者は、演奏者に曲の始まりなどのきっかけを与えることやテンポを指示することのほかに、曲に表情をつけるなどの役割を担っている”とのこと。具体的には指揮棒を持つ手で曲のテンポやきっかけを出しながら、もう一方の手や腕の動き、目線、顔の表情なども使って、自分の思い描く曲のイメージを演奏者に発信し続けるそうです。
今回、指揮者体験プログラムということで、演奏会の第1部から指揮者の動きに注目していましたが、何種類にもパート分けされているオーケストラに、それぞれ指示を出し続けるというのは、並大抵の集中力と体力ではないなと感じました。みなさま、本当にお疲れ様でした!
今回ご紹介した「あなたもマエストロ!演奏会でオーケストラ指揮者に挑戦」は、今年度は終了しましたが、「西宮まちたび博2014」では、この他にも魅力的なプログラムをたくさん用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。
(HT)