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「西宮蔵開(くらびらき)2015」が始まっています。西宮の蔵元が酒蔵を無料開放! 2月14日(土)は「白鹿 蔵開きマルシェ」が開催されました。
江戸時代より西宮は、丹波地方で採れる酒造りに適した米と、六甲山からの伏流水(宮水)に恵まれ、江戸への輸送に便利な港があったことから、日本有数の酒どころとして栄えてきました。以前もお知らせしたように(→こちら)、その西宮の6つの蔵元で2月7日(土)から、酒蔵を一般に無料開放するイベント「西宮蔵開(くらびらき)2015」が始まりました。
西宮市内6つの蔵元、寳娘(大澤本家酒造)、白鷹、白鹿(辰馬本家酒造)、徳若(万代大澤醸造)、日本盛、大関が自社の敷地を開放し、できたての新酒を味わいながら、より“西宮の日本酒”に親しんでいただける様々なイベントが、各蔵元にて1日限定で行われます。
まず、2月7日(土)は「寳娘(たからむすめ)」醸造元の大澤本家酒造株式会社で、翌8日(日)は白鷹株式会社で開催されました(→こちら)。2月14日(土)には白鹿(辰馬本家酒造)で、しぼりたての日本酒が味わえるだけでなく、日本酒と共に愉しむ料理を堪能していただける「白鹿 蔵開きマルシェ」が催され、好天にも恵まれて、4,000人の来場者で大いに賑いました。(→「白鹿からのお知らせ」でのご報告はこちら)
この後は、2月21日(土)には「徳若」醸造元の万代大澤酒造で、2月28日(土)は日本盛で、3月14日(土)は大関で「西宮蔵開2015」が開催されます。
白鹿 蔵開きマルシェ
2月14日(土) 10:00~15:00
会場 : 辰馬本家酒造 白鹿館前広場
10時にオープンし、正午過ぎにはこの賑いでした。
蔵開き限定のお酒の試飲・販売コーナーでは、新酒「しぼりたて無濾過生原酒 300ml」(税込500円 限定800本)と「無濾過生原酒 垂壺 純米吟醸 720ml」(税込2,200円)が飛ぶように売れていました。
真ん中は「トゥールダルジャン」パリ本店副料理長を務めたフレンチの巨匠、ドミニク・コルビ氏自らが振る舞う「旬の春野菜スープ」(500円)。右は白鹿クラシックスからの「蔵開きカレー」(500円)、左はおづ京都から「京風だし粥」(500円)。飲食コーナーでは、この他にも、冷酒(100円)、燗酒(150円)、甘酒(100円)や自家製かす汁(200円)も販売していました。
物販コーナーでは、お酒各種の他にも、酒粕・奈良漬けなどの食品や、オリジナルの酒器・雑貨・化粧品など、日本酒に因んだ多数の商品を販売していました。
「六光蔵(ろっこうぐら)」の蔵見学は10:20~14:00の間に、10分間隔で合計23本(各回13名限定)が設定されており、1時間ごとの見学受付には毎回長い列ができていました。
酒樽を保護する菰(こも)巻きの実演は1時間おきの開催で、毎回たくさんの人が楽しい解説を聞きながら、興味深そうに見入っていました。清酒72リットル(一升瓶で40本分)詰の酒樽のお値段は、約11万円とのことです(→こちら)。
(SH)